お名前 = ●●●●

都道府県 = 埼玉県

主なご住所 = ●●●●

email = ●●●●●●●●

性別年代 = 女性30代前半

内容 =突然のメール失礼いたします。術後、入眠中のドライアイがひどく困っています。毎晩睡眠中に両眼が乾ききって、強い痛みで夜中に何度も目を覚まします。点眼しようにも痛みが激しく眼を開けることもできません。術前はドライアイの症状は全くなかったのですが、平成12年１0月にオペを受けてから6年間、毎晩このような状態で枕元に点眼液が手放せません。執刀医に相談すると「オペと関連があると言うことは難しい」と言われ、涙点プラグを勧められました。

＠術後約１年後までのドライアイは，レーシック手術によるドライアイである可能性は大です．それ以降のドライアイについては手術との因果関係は？です．

> しかしそのクリニックでの最長装着例が2年程度と聞き副作用も心配で、これ以上眼をいじることもあまり気が進みません。就寝前にヒアレインミニ0.3を点眼すると夜中痛みで起きる回数が減るのですが、保険が効かず毎日使うには高額で、現在はソフトサンティアを使用しています。ちなみに視力は両目とも術前0.08→術直後1.5→6年後現在0.5と低下しています。ドライアイの原因をどうお考えになりますか。一生このままなのでしょうか。良い対処法・治療法はありますか。

＠涙点プラグは安全な方法で決して悪くありません．当院でレーシック術後のドライアイの管理をさせていただく場合，他院でのレーシック術後の患者様に対しては，（当院での手術料金５５万円）ー（他院でお受けになった手術料），をお支払いいただき，自費診療にてフォローさせていただいています．差額がでない場合には保険診療となります．上記のようにさせていただいたのには理由があります．本来レーシックは自費診療で，執刀なさったドクターが最後まで責任を持ってフォローすべきです．昨今格安でのレーシック手術が横行していますが，患者さんは安くで手術を受け，術後のフォローはしっかり当院で行おうと考えている患者様が増えてきており困っています．また当該医療機関は手術はやりっ放し，後はよそで診てもらってと，はなはだ無責任です．当院は高額の手術料金を戴いていますが，それは，確実に術後も責任を持って診せていただくための対価です．したがって，他院からの患者様の，言葉は悪いのですが，尻拭いをしていては当院で手術をお受けになった患者様に対し，不公平になってしまいますし，外来も患者であふれかえり回らなくなってしまいます．事情をお汲み取りの上ご検討下さい．

> 痛むほど眼が乾く現状は、眼にもよくないのでしょうか。

＠よくありません．

> とにかく朝までぐっすり眠りたいのです。ご回答よろしくお願い申し上げます。

> 吉野眼科　吉野健一先生　レーシック術後のドライアイについて質問させていただいた●●●●と申します。お返事いただきありがとうございました。当時の手術料は60万円で、現在も自費で検診を受けています。強いドライアイは眼にも良くないとのことですので、アドバイスいただいた涙点プラグのことも含め、今後の治療について執刀医の先生に改めて伺ってみようと思います。お忙しい中ご回答いただき、真にありがとうございました。御礼のメールが遅れましたことをお詫び申し上げます。平成18年12月24日　●●●●

●●●●様：御返事のメールありがとうございました．高額の手術料をお払いになってその後のフォローが今ひとつなのはお気の毒ですね．しかも現在自費で診察をお受けになっていらっしゃるとのこと，ご納得がいかないかも知れませんね．事情は分かりましたので，もし，ご満足のいかない治療状況であるなら，保険診療で診察させていただきたいと思います．●●様の場合は，術後相当な時間が経過していますし，昨今の安易な感覚で手術をお受けになったわけではないように思いましたので．．．．ご検討下さい．

> 吉野眼科クリニック　吉野健一先生　御机下　術後ドライアイについてご回答いただきました●●●●と申します。お忙しい中ご丁寧なお返事をいただきありがとうございました。お返事をいただけるとは思わず、数日パソコンのメールチェックをしていなかったため返信が遅れまして申し訳ありません。手術を受けたクリニックは保険医療機関ではないそうで、検査・処方など全てが自費扱いなのです。ドライアイに関して十分なフォローが受けられなかったのは、術後の定期検診を毎回同じ先生にかかるという発想がなく、検診のたびに違う先生に受診することになった私にも原因があるかと思われます。しかし現在、ドライアイと急激な視力の低下のみならず、特に視力低下が著しい左眼が、膜を張ったように感じ物が見づらいなど、現在・将来の眼に強い不安を感じています。そのような中、ドライアイのフォローをいただけるという先生のメールに非常に安堵いたしました。年明けに執刀医の先生に改めて相談するつもりではおりますが、吉野先生の外来を受診の際には、執刀医の先生に紹介状を書いていただくようお願いし、持参の上お伺いしたいと存じます。長くなりまして申し訳ありません。ご親切にお返事をいただきましたこと、改めて御礼申し上げます。まことにありがとうございました。良いお年をお迎えください。平成18年12月31日