●●●●様:御返事遅れすいませんでした.以下@でお答えします.
お名前 = ●●●●
都道府県 = 東京都
主なご住所 = 足立区
email = ●●●●
性別 = 女性
年代 = 30代前半
内容 = 『ICL(フェイキックIOL)』についての質問です。今ICL(フェイキックIOL)を検討していますが、過去の質問集を拝見したところ、 『限られた眼科医にしか手術は許されておりません.レンズの入手は許可制ですので,日本でもこの手術が可能な施設は20余りしか無いのではないでしょうか。』とありましたが、吉野眼科では、過去どれくらいの手術が行われていますか?
@既に100眼程度は行っています.また昨年よりレンズを眼内に挿入する際の切開創をたったの3mm(通常は5~6mm)で可能にした,折り曲げ式のレンズも承認を受けた上で導入しています.切開創が小さくてすむということは縫合の必要がなくなり,このため術後乱視が早期から少ないというメリットがあります.このレンズを導入している施設は日本では更に少ないのが現状です.また手術件数の件ですが,この手術は眼内にレンズを挿入する方法ですので,通常の白内障の手技になれている医師であればなお習熟度が高いと思われます.私の白内障手術件数は,日常的に行っている手術ですので既に数えてはおりませんが,3~4000例はあるのではないかと思います.
強度の近視&乱視ですが、検査後、手術適応外になる場合はありますか?
@ICL(フェイキックIOL)であれば,まず適応外になることは無いと思います.前房深度(角膜後面と虹彩前面の距離)が極端に浅い場合には適応外になることも稀にあります.ご検討を.吉野眼科クリニック 吉野健一
〒110-0005東京都台東区上野1-20-10風月堂本社ビル6階
TEL:03-3839-5092,FAX:03-3832-3730
レーシックセンターURL: https://www.yoshino-eye-clinic.com
吉野眼科クリニックURL: https://www.yoshino-eye-clinic.com
早速のお返事ありがとうございます。追加で質問なのですが、乱視用レンズで、かつ折り曲げ式のレンズというのはあるのでしょうか?
@残念ながらありません。おそらく乱視用のレンズになるとレンズの厚さが厚くなるため、折り曲げて挿入するには結局切開創を大きくしないといけないからだと思います。通常-2.00D以上の乱視の場合に、乱視用ICL(フェイキックIOL)を挿入することになりますが(それ以下の乱視は自覚的に問題にならない可能性が高いため乱視用レンズは用いません),このレンズは直径が5.0mmと小さなレンズ径となるため,瞳孔径の大きさも十分考慮に入れ,レンズの固定位置に工夫を凝らすなど手術に小技(技術)が要求されます。吉野拝
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