同僚がぶどう膜炎と診断されました｜吉野眼科クリニック　最新鋭のレーシック・白内障・多焦点眼内レンズ（老眼）手術は、東京上野の眼科／レーシックセンター

同僚がぶどう膜炎と診断されました

2008年10月1日

●●様：以下，＠でお答えいたします．

> お名前 = ●●　●> email =

> 性別 = 男性

> 年代1 = 40代前半

> 内容 =初めまして、同僚がぶどう膜炎と診断され、地元の病院で治療を受けていますが、さらに専門的な診断を求めているので、彼に代わり、私がメールしました。同僚は男性、58歳、視力が低下し、一度は白内障と診断されましたが、大学病院でぶどう膜炎と病名を告げられました。大学病院の診察では、内臓に問題が在ると診断され、内科医で検査しましたが、異常は認められませんでした。治療は、大学病院ではなく、地元の眼科専門医で行っています。右目の充血（網膜剥離）と視力低下に対し、レーザー治療と目薬の投与のお陰で、目の充血も一応は収まりました。

しかし、今度は左目が充血し出したのです。医者に問いただしても、原因が全く解らない上、詳しい病名（ベーチェット病、サルコイドーシス、原田病等）も教えて貰えないので、同僚は詳しい検査を（治療も）望んでいます。貴院ではどのような、検査と治療が受けられるのでしょうか。ご連絡、お待ちしています。

当院土曜日午後に担当している、葡萄膜専門の吉田先生からお返事させていただきます。

＠当病院では、まず経過をお聞きし、診察をした上で、今後の治療方針を検討いたしま

す。必要があれば、全身検査等の検査を追加して行います。精密検査で、当病院で施

行できないものに関しては、北里研究所病院にて、精査させていただいております。

ぶどう膜炎を起こす原因はさまざまで、原因により、検査方法、治療方針が異なって

いきます。しかし、ぶどう膜炎のうち30～40％は原因不明であるため、原因が分から

ないことも少なくありません。

ぶどう膜炎に対する方針は、経過、眼所見より原因となるものを予想しながら、検査

と治療を状態に応じて行う、というのが一般的です。ぶどう膜炎は比較的まれなう

え、原因が多数あり、難しいものも多いので、なにより、専門家による診察が今後の

方針をたてる上で重要となります。