▼送信内容
お名前 = ●●●●
年代1 = 20代半ば
性別 = 男性
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メールアドレス = ●●●●@yahoo.co.jp
ご相談内容 =
先天的な顔の病気で形成外科で治療中です。
今現在prkレーシックフェイキックのどれかを先にうけたいのですが、そこで質問があります
瞼(埋没ビーズ眼瞼下垂)のどれかと鼻骨骨切り(瞼は切らないのですが 瞼が腫れるらしいです)の手術を受けるのですがprkレーシックフェイキックを先に受けた場合どれくらい空けたら形成外科の治療を受けれるのでしょうか?
鼻と瞼で各々空ける期間を教えてください
●●●●様:
以下にお答えいたします。
下記に私が記した、論文(吉野健一,「?.退行性(加齢性)眼瞼疾患の手術における注意事項」~オキュラーサーフェスからみた注意点~ PEPARS No.51増大号 全日本病院出版会 P148~155(2011.3))の一部を抜粋します。
一言で言うと、prkレーシックフェイキック、いずれも眼瞼手術の先にではなく後に受けるべきです。それは、眼瞼手術が屈折状態を変化させるからです。
2.眼瞼手術と屈折異常
Zinkernagelらは、眼瞼手術を、1)皮膚切除術のみ、2)皮膚切除術+内側眼窩脂肪のみの縮小除去術、3)皮膚切除術+全側眼窩脂肪縮小除去術、4)経皮挙筋短縮術による眼瞼下垂手術の4つの群に分類し、それらが角膜乱視に及ぼす影響を比較した。その結果、1)の群に比し、3)と4)の群において有意に角膜乱視が惹起されたことより、眼瞼下垂手術や広範囲の眼窩脂肪縮小除去術による眼瞼圧の変化は、角膜の形状(乱視)を変化させることを示した文献4)。眼瞼がOSへ及ぼす圧力(眼瞼圧)が如何に強いかを示す興味深い結果といえる。
従来白内障手術は、眼瞼挙筋群の剥離を惹起し眼瞼下垂の原因となることがあるため、眼瞼下垂手術は、白内障術後3ヶ月以降に行うべきであるとされていた。しかし、屈折(乱視度数)に変化をきたす眼瞼手術は、白内障手術のみならずレーシック(LASIK: Laser in Situ Keratomileusis)やPRK(Photorefractive keratoplasty)などの屈折矯正手術よりも以前に行うべきと考えることができる文献5)。特に、より正確な屈折矯正効果が求められるレーシックやPRKは、必ず眼瞼下垂手術よりも後に行うべきである。
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吉野眼科クリニック 吉野健一
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