眼瞼痙攣(がんけんけいれん)・片側性顔面痙攣(へんそくせいがんめんけいれん)は眼のまわりの筋肉が,自分の意志とは関係なく痙攣する病気です。ここでは、ボトックス治療についてご案内させて頂きます。 |
■■■ 眼瞼痙攣 ■■■
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■■■ 片側顔面痙攣 ■■■
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※痙攣が慢性的に続くようでしたら、片側性の顔面痙攣が可能性が考えられま。しかし、一時的に眼瞼がピクピク痙攣するといった症状であれば、これは眼瞼ミオキニアといい、特に疲れ目の時に症状が強くなるもので、ボトック治療の対象とはなりません。 |
これまでの治療 | |
心身の安静,サングラス装用や点眼薬の使用により,ある程度症状は軽減しますが,疲労や痙攣による不快感は症状を悪化させます。対症療法として,上記以外に内服薬,顔面神経ブロック,手術などが行われていますが,原因不明のため根本的に治す治療は現在のところ確立されていません。近年では,ボツリヌス毒素による治療が行われています。 |
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ボツリヌス菌は一般的に食中毒の原因として知られていますが,この場合は菌が食物と一緒に体内にはいり,毒素が放出され,腸から大量に吸収される結果,全身の筋肉が麻痺するという中毒症状です。しかし,長年の研究の結果,この毒素を少量だけ抽出し,痙攣している筋肉に直接注射することで,その筋肉がゆるみ、痙攣がおさまるという効果を医薬品として利用できるようになりました。 |
ボトック治療の作用 |
注射後,2〜5日で効果が現れてきます。 |
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2〜4週間で効果が最大になります。 |
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3〜4カ月で徐々に減弱していき,再び注射前の症状に戻ります。 |
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再投与後は4〜5カ月の持続効果が期待できます。 |
注射後,通常3〜4カ月経過すると,眼瞼痙攣・片側顔面痙攣の症状が再び出てきます。まばたきが多くなってきた,まぶしさを感じるようになってきた,などの症状が再び出てきたら,再投与の時期となります。 |
ボツリヌス毒素治療の臨床応用 |
15年程度まえから欧米を中心とした諸外国で広く行われています。 |
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日本では1996年より眼瞼痙攣に対して保険承認を受けました。 |
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2000年より片側顔面痙攣に対して保険承認を受けた治療法です。 |
ボトックス治療の安全性 |
治療後,注射した筋肉の力が弱くなりすぎて,瞼を閉じるのが難しくなったりする場合があります。痙攣している筋肉以外にも薬の作用が効いてしまった場合,かえって瞼が開けにっくくなったり,ものが二重に見えたり,顔の表情が少し変わってしまうことがあります。しかしこれらの副作用は,薬が効きすぎている為で,薬の作用が減少し元の状態に戻るにつれて,そのような副作用はなくなってきます。 |
ボトックス治療をお受けになるためには |
全身の疾患がないかどうか,内科的に検査が必要です。例えば,重症筋無力症,ランバート・イートン症候群,筋萎縮症,側索硬化症など,がある場合この治療は禁忌となります。また,薬に対するアレルギーがなく,その他過敏症がない場合いに限って,この治療が可能となります。 |
眼瞼痙攣、片偏性顔面痙攣に対するボトックス療法は、所定の研修及びボトックス使用の認定を受けた医師のみしか施行できません。当院では、院長吉野がボトックス使用の認定を受けています。初診の予約は要りません。院長の診察日をこちらの診療カレンダーでご確認ください。 |
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院長 吉野健一 |
ボトックス療法1回の費用(診察代込) |
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