ICL(フェイキックIOL)の検査から手術、手術後の検診まで
手術を受けるまでに、最低1回は術前検査で当院へ来院して頂く必要があります。 まず目の詳しい検査を受けて頂き、それから日を置いて手術となります。手術後は定期的な検診が必要となり、1年間のフォローを経て予約をとっての診療は終了となります。
その後は、予約なしでご自由にご来院ください。
レーシックをご希望される方は、コンタクトレンズの装用中止期間を念頭に置いて頂き、「術前検査」の予約をお取り下さい。
ご予約について
お電話でのご予約いただくことが可能です。 詳しくはこちらのページをご参照下さい。
検査前の準備
コンタクトレンズを使用している方は検査前に装用を中止した状態(眼鏡で過ごした状態)で検査をお受け頂く必要があります。これは、コンタクトレンズ装用により角膜(黒目)形状が変化している為、その形状が元の状態に戻ってから検査をすることが望ましいからです。
術前検査
術前検査の所要時間は2時間30分〜3時間です。視力検査をはじめ、精密機器で目の状態を調べて行きます。術前検査によってICL(フェイキックIOL)が適しているかどうか、詳しい検査を行った結果、判断することになります。
詳しくは、こちらのページをご参照下さい。
ICL(フェイキックIOL)レンズのオーダー
お一人お一人の屈折度数や眼球形状にあったレンズをオーダーします。オーダーから1〜3ヶ月後にレンズが到着したら、実際のICL(フェイキックIOL)挿入手術を行います。
レーザーによる虹彩切開手術(現在は不要となりました)
ICL(フェイキックIOL)を挿入に際し、目の中の水(房水)の循環が停滞し眼圧が上昇することを防止するためのかつて必要だった周辺虹彩切除術(LI:虹彩に穴をあけ、水の流れを良くするレーザー処置)はhole ICLの導入により現在は不要になりました。
IOL挿入手術(片眼)
手術は局所麻酔で行います。白目と黒目の間にある強膜の一部を開切し、レンズを前房部分に挿入します。レンズの両端を虹彩に固定し、強膜開切部を縫合して手術は終了します。手術は約20分で終了します。
術後の定期検診
受診して頂くのは、手術翌日、3〜4日後、1週間後、1ヶ月後、2ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後、1年後です。その後、年1回は検診をお受けください。
定期検査は、手術後の目の状態の把握と合併症などの異常を早期発見するためには欠くことのできないものですので、必ず定期検診をお受けください。
※患者さんの目の状態によって、定期検診の頻度は異なりますので、医師の指示に従ってください。
手術当日、手術後に注意する点はありますか?
<手術日当日におけるご注意事項>
- お化粧は控えて下さい。
- 服装は、リラックスできる軽装でお越し下さい。毛や繊維が飛び散るような毛羽立った衣類などは避けて下さい。
- お食事については、来院される1時間前までにとなります。
- 手術の前日から術後にわたる期間は、アルコール類の摂取は控えて、医師の指示に従って下さい。
- 手術後は、車やバイクの運転は医師の許可が必要となりますので、来院の際は、電車やバス、タクシーなどをご利用下さい。
<手術後の注意>
- 手術後、目を触らないように注意してください。
- 処方されたお薬は決められた通りにお使いください。ご自身の判断でお薬を減らしたり、中止されますと合併症を起こす場合がありますので、ご注意ください。
- お化粧は、手術後2週間は、アイメイクは控えてください。翌日より他の部分のお化粧は可能です。
- 視力が改善したら運転は可能ですが、夜間対向車のライトがまぶしく感じるグレアを生じることがあるので、ご注意ください。
- 挿入したレンズの位置が変位した場合等には、レンズの再挿入手術を行う場合があります。
ICL(フェイキックIOL)手術後にレーシックで完全矯正
ICL(フェイキックIOL)挿入術を行ったにも関わらず、術後に近視や乱視が残ってしまう場合が稀にあります。当院にはエキシマレーザーが装備されているため、万一、ICL(フェイキックIOL)手術後に近視や乱視が残存することがあってもレーシックで追加矯正を行うことにより対処することも可能です。
以上が、全体の流れとなりますが、それぞれの詳しいページをご覧頂けましたら幸いです。
また、下記オンライン診療でのご相談もお受けしています。