PRK(ウェーブフロント、ティッシュ、アスフェリック)
PRKとは
エキシマレーザーによる近視矯正手術PRKは、レーザーによって角膜の表面を削る手術です。
当院では従来のPRKに加え、波面収差解析技術を用いたウェーブフロントPRKも施行しております。ただし、現在ではレーシックが主流であるため、格闘技など目に打撃を受けるスポーツを行っている人を中心に施行しております。
角膜は、光を屈折させるレンズの役割を果たしており、角膜のカーブを平らにすることで近視を矯正します。エキシマレーザーで非常に波長の短いレーザー光を用いることで、これまでの手術ではできなかったような、非常にスムースな切除ができるようになりました。 PRKは外来ででき、麻酔も目薬だけでできます。手術にかかる時間は、片目について20分ぐらいです。
PRKは、従来行われてきた放射状角膜切開術(RK)に比べ、より強い近視に対しても有効で、長期的な効果も安定していると考えられています。しかしながら、角膜中央部の表面の組織を削るので、それが修復するまでの数日間痛みがあり、また視力が安定するのに約1ヶ月間かかるのが欠点です。
その他の合併症として、暗いところで少しものが見づらい、夜運転するときに光がにじむ、角膜に淡い濁りが残る、などが報告されていますが、手術後時間がたつにつれて良くなっていくのが普通です。