ティシュー・セービングレーシック Tissue-saving LASIK
ティシュー・セービングレーシックとは
ティシューとは「組織」という意味で、ここでは角膜組織を表します。
ティシュー・セービングレーシックは、その名の通り、「角膜組織切除量の軽減効果」を持ち、従来のLASIKに比べ最大で30%の角膜切除量を軽減できます。
ウェーブ・フロントレーシックとは、高次収差(個々の眼球がもつ個体差によって生じる光学的なズレ)を検出する波面収差解析技術を屈折矯正手術に応用したものです。これは「天体望遠鏡」にも用いられている高度なテクノロジーです。
- 従来のLASIKでは矯正が困難な強度の近視や乱視の方、角膜が薄い方に適応を拡大します。
- 角膜の厚みに充分な余裕を持って手術を行えることでリスクが軽減します。
- 従来のLASIKよりもレーザー照射径を広く設定できるため、ハロやグレアを軽減できます。
当院が所有する「テクノラス217Z/100」は、2mmの点でのフライングスポット照射により、他のレーザー装置に比べ角膜切除量を抑えて矯正が可能です。
さらに、ノモグラムの改良により、2mmと1mmのスポット照射を組み合わせることで、より効率的な照射を行える「ティッシュ・セービング照射」が可能になり、従来の照射方法と比較して、最大で30%の角膜切除量が軽減できます。
これにより、従来のLASIKでは矯正が困難であった、強度近視・乱視、また角膜が薄い方にも適応が広がりました。